WHOなどから再度警告!


次第に解明されてきたインフルエンザAですが第一波があまり弱毒と行って安心しないようにとの警告が発せられました。すでに季節性インフルエンザの4倍の致死率が確認され、若者だけだと数十倍〜数百倍の致死率に警戒を怠らないようにとのことです。

朝日新聞
新型の豚インフルエンザに、メキシコで4月末までに約2万3千人が感染したと、世界保健機関(WHO)や英国、メキシコの国際研究チームが推計した。死亡率は0.4%と見積もられ、1918年に大流行したスペイン風邪ほどではないが、約0.1%とされる季節性のインフルエンザより高い。11日付の米科学誌サイエンス(電子版)に緊急報告した。

 メキシコではこれまで2059人の感染が確認されている。一方で、実際の感染は相当広がっていたことになる。

 研究チームは、世界各国への感染はメキシコから旅行者を通じて広がったと仮定。各国の感染者数や、メキシコから飛んだ航空機、乗客がメキシコで滞在した期間などのデータのほか、ウイルスの遺伝子の変化も調べ、メキシコで4月末までにどれだけの感染者が出たのかを計算した。

 その結果、メキシコでの感染者数は、症状が軽かったり、出なかったりした場合も含め、約2万3千人と推計した。死亡率は、疑わしい死者も含め、約0.4%となった。1人の感染者が別の1.4〜1.6人にウイルスをうつし、4月末までに人から人へ14〜73回の感染を繰り返したと推定。過去に大流行したインフルエンザほどではないが、通常の季節性インフルエンザより感染力が強いという。

 また、研究チームによると、今回のインフルエンザ発生の端緒とされる、メキシコ市から東へ約200キロにあるラグロリア村で最初の感染者が出たのは2月15日ごろ。15歳未満の子どもの61%が感染し、15歳以上の約2倍の感染率だったという。