より美しく

「より美しく」と言ってもオリンピックではありません。

料理写真のことです・・・(^^;)


 twitterや、つぶやきのように時系列で直ぐに消えて行ってしまう写真ならともかく、ブログや食*ログなどの情報は長くWeb上で見ることができますので、レストラン等で撮影した写真は少しでも綺麗に撮りたいと考えます。Webを見ると、ピンぼけや90度縦横がずれている写真や酷いのになると、食べかけの写真まであります。あれでは、常に美しい盛りつけを日夜考えている料理人から見れば営業妨害に等しい行為だと思います。

せめて日記などに載せる写真は「より美しく」を心がけて欲しいと願っています。

私が考える、美味しそうに撮れるコツは・・・

 まずは大量にシャッターを切ることです。メモリーカードの劇的な価格の低下によって大容量のメモリーカードを入れると、ハイクオリティでも数千枚程度の保存が可能ですので、これでもかと思うくらい大量にシャッターを切ると、1枚ぐらいプロ顔負けの作品ができます。その時は色々にアングルを変えるて撮ることが重要です。自動モードと言っても、ホワイトバランスや絞り、シャッター速度などは、まだ完璧ではありません。そのため色々とアングルを変えていると、正しい値にセットされる場合が多くあります。私は皿一つに10カットほどを撮影するように心がけています。昔から・・・・「下手な鉄砲数打ちゃ当たる」とはよく言ったものです・・・(^^;)

 また極力内臓フラッシュやフラッシュライトは使わないでください。他の客への配慮もですが、フラッシュを使うと、白飛びして平板な仕上がりになって美味しそうに見えません。ブレも出ますが、今のカメラや携帯は性能が年々向上していますので、昔からは想像できないほどフラッシュを使わなくても綺麗に撮れるように進化しています。

 プロの料理写真家から聞いたテクニックですが、一つのアングルに納めることばかり気を遣わずに、より素材に近づいてシャッターを切ることも大切です。迫力ある写真が撮れること請け合いですよ。

 あと倒立している写真もtwitterやつぶやきなら、ある程度理解できますが、せめて日記などでは90度回転させれば済むことなので、考慮して欲しいと思います。

 私も備忘録として写真付き日記を始めてからは、いかに旨そうに美しく撮れるかを考えてデジカメや携帯を選ぶようになってきています。ヨーロッパの星付きレストランや撮影禁止の店以外は、どんな料理でも「より美しく」を常に心がけて撮影しています。