香港福臨門の謎 その22

店の中は水族館 その3 風水魚の謎
 引き続いて水槽の話題ですが、ここに食べられない魚が居るのをご存知ですか?
それは風水魚です。中国人は風水をとても大切にしています。風水師がダメだと言えば、ビルの形すら変えてしまいます。私も最初のころは迷信か占いの類だと思っていましたが、ある事件をきっかけにすっかり嵌ってしまいました。それは阪神淡路大震災です。あの地震の5日後に神戸の三宮へ行ってみると...町はメチャクチャでビルはすべて瓦礫になるか2F部分でへし折れて、それは凄い惨状でした。ところが中華街だけはほとんど無傷で炊き出しを行っていました。以前より横浜や元町の中華街は風水で街が作られていることは知っていましたので、その衝撃は凄まじいものでした。それから風水に興味を持ち趣味で半年間香港に行き、香港風水師の修行までしてしまいましたwww!
 風水は迷信や占いではなく過去の膨大なデータベースから導き出された治山治水学だということも判りました。知れば知るほど奥が深いものです。そうした発想が香港には全てにわたって根付いていることも知りました。興味があればグーグルアースで横浜中華街の全景を見てください。なんと周りの町と45度もずれた不思議な町並みをしています。一般には以前の田んぼのあぜ道のなごりとかなんとか言われていますが...風水で見るとまさに龍脈の方向にドンぴしゃりの設計がなされています。
 前置きが長くなりましたが、香港の海鮮レストランには水槽に、この風水を良くするための風水魚なる魚が殆どの店に居ます。これはお客が食べたくても、食べさせてくれない魚なのです。

写真はその風水魚です!