地に落ちたミシュランガイドの話題ではなく...

今日は一人入店禁止の店について言わせてもらいます。

 青山の某店を始め、予約段階から一人入店お断りの店がありますが、店の姿勢として間違っているとしか思えません。一人で食べに来る人は、間違いなく、その店の料理が、好きで美味しいから食べに来るわけで、若いカップルのように雰囲気がよく口説くために来るとか、社用族のように味も分からず、こんな有名な店に接待したのだからといった邪念で来るわけではないので、私から言わせれば店としては味で食べに来る客は必要ないとしか思っていないように見受けます。
 純粋にその店の食べたい料理を自分の財布からお金を出して食べに来る客を大切にしない店はそんなに長続きはしないと考えます。
 フランスにも、毎日一人で食べに来る常連客を地方のミシュランの星付き店でたまに見かけますが、店側も客も実に楽しそうにしています。私も福臨門へ行くときは、大人数でも楽しいですが、一人で行くときも、厨房を覗いたり、従業員と会話をしたりと...実に楽しいしです。
 今の世界的な不況の最中ではそういった店こそ強いのではないでしょうか。