今年のBEST-FIVE スイーツ編

第1位 ビストロ・ハムサ (東京 中目黒)
渡邊シェフが繰り出す珠玉のデセールは圧巻です。彼の作るデセールは素材そのものの持ち味を全面に出し、優しく、ジワーッと美味しさが口の中に広がる、私好みの絶品の品々は素晴らしいの一言です。文句なしの第1位だと思います。

オレンジのタルト

桃のコンポート

タルトタタン


第2位 レストラン・カンテサンス (東京 白金台)
岸田シェフの作るデセールは、機械式時計のトゥールビヨンのように精密で技巧的な完璧な美味しさのデセールだと思います。 量がもう少し多ければ、第1位だったかも知れませんね〜w

ヌガーのグラニ


第3位 福臨門 九龍店 (香港)
西洋のスイーツと違い、福臨門のデザートはあくまでも優しく、口当たりが実にマイルドなのに確りとした存在感があり、癖になる美味しさです。

陳皮紅豆沙(広東風お汁粉)


第4位 玉川屋 (東京 世田谷 砧)
何気ない素朴でクラシックな和菓子なのですが、なんと言っても、餅の柔らかな食感と、つぶ餡の旨みとの絶妙なバランスが素晴らしい世田谷が誇る和菓子屋です。

豆大福

つぶ餡おはぎ


第5位 パティスリー オ・グルニエ・ドール (京都 錦小路)
アラン・シャペルのパティシエを務めた西原シェフの作るデセールは華麗で力強く、特に完璧な味わいのリンゴのタルトは絶品です。そして値段の安さも大きな魅力です。

リンゴのタルト

渡邊シェフはフランス料理人よりもパティシエのほうが向いているのではないかと思わせるほど、彼の作るデセールは完成度が高いです。しかも、味のベクトルが私と同じ方向性なので、食べて感想を言って次回には、少しずつそれが反映されて更に美味しくなると言った、正常進化を繰り返し、究極の完成度に成熟するため、今年新たに生まれただけでも、「オレンジタルト」、「桃のコンポート」、そしてApple-iTarteこと「タルトタタン」と、どれも珠玉のデセールばかりでした。来年はどんな新作デセールを食べさせてくれるのか、今から楽しみです。