大阪の至宝 その1

ラ・ベカス 大阪 淀屋橋

2ヵ月半ぶりのラ・ベカスですが、あまりの凄さに言葉を失いました。
渋谷シェフの料理は圧倒的なプレゼンスで、世界最高レベルのフランス料理が食べられる天国のようなレストランでした。




特にこの時期しか出ない、関西最高のポアソンである、「アコウ」と天才シェフの技術が融合し、出会うその皿はダ・ヴィンチの絵画のような、圧倒的な存在感でした。ヴィアンドも凄いですが、ポアソンに関しては、無敵で世界最強の皿だと、断言します。

フランスでも感動的なヴィアンドには多く出会えますが、ポアソンで感動的な料理は本当に僅かだと言えます。また日本人のシェフに多い、和食的なアプローチも多く見受けられますが、それがフランセーズかと言えば、疑問を呈する料理が多すぎます。渋谷シェフのアプローチはフランス人的で、たとえ明日、パリの16区あたりにオープンしたとしても、間違いなく話題になるような料理が素晴らしいです。


■イタヤ貝と天草緑竹のアンチョビソース



いきなり最初から、無敵ポアソンのオードブルが炸裂しました。和食よりも貝本来の旨さを引き出す、料理は凄すぎます。


■鮎のリエット ヴィシソワーズ



オリジナルはやはり違ってました。wヴィシソワーズの美味しさで食べさせるのではなく、スープがガルニチュールで、メインは鮎のリエットですね。苦味の生かし方が独特で、鮮烈な苦味のプレゼンスが圧倒的なスープでした。


■アコウとズッキーニの煮込みと水茄子とトウモロコシのサラダ、甲殻類とバジルのソース


一口食べて、言葉を失いました。暫くして我に返り、そのあと、また、ため息が・・・
京都で以前に食べた絶品だったアコウのお作りが、瓦解していきます。www


・・・つづく