偉大なる De facto standard

ビストロ・ハムサ 東京 中目黒

 De facto standardとは「事実上の標準」という意味です。渡邊シェフの作る料理はクラシックの基本に忠実でありながら、それを更に進めて洗練させている、実に堂々たる素晴らしい料理です。

 今日の「レバーソーセージ」も「トリップと白インゲンのグラタン」も、隅々まで神経が行き届いたとても洗練された料理でありながら、毎日でも食べられるほどのホッとする優しさも兼ね備えている、最高にご機嫌な料理でした。

レバーソーセージ


仔羊のハンバーグ


トリップと白インゲン豆のグラタン

 新作の仔羊のハンバーグも豚肉の背脂を加えることによって食感と旨みを絶妙にバランスしたうえ、溢れる肉汁の仕上がりで、思わず唸ってしまうほど完成度の高いハンバーグになっていました。

タルトタタン(左) 洋梨のタルト(右)

 デセールはやはり、絶品の「タルトタタンApple-iTarte Ver.1.02で決まりです。w 
 しかし新作の「洋梨のタルト」は、更なる洗練度が必要だと考えます。上品な味わいの洋梨はデセールに難しい素材と思いますが、彼の飛び抜けた、素晴らしい料理センスで必ずやその課題も克服してくれるものと期待しています。w
ハムサは私にとっての現在のDe facto standardですね〜