Missing-link

Missing-link(ミッシングリンク)とは、生物学用語で「連続性が期待されている事象に対して、非連続性が観察される場合、その比較的顕著な間隙を指す。」ことです。(;'∀')

ボルドーワインが正にこのMissing-linkで1985年以前と1986年以降では全く別物になっていることです。1985年以前のワインは「このワインは当たり年なので20年以上寝かせてから飲んでください」というような作り方に対して、それ以降は、長期熟成を経ないでもワインがある程度飲めるものを求める時代的な要請があった結果だと考えます。当然早くは飲めますが、長期熟成させても以前のグランヴァンのような劇的な味わいの向上は、ほぼ望めなくなりました。

まさしくボルドーワインにおけるMissing-linkそのものです。
昨晩のワインは、1982年と1975年の星霜の時を経て完璧な熟成を果たした、
「神」のワインそのもの・・・





酒神ディオニッソスがグラスに舞い降りた奇跡の瞬間でした。

だからこそ、私のカーヴには1986年以降のボルドーは1本もありません。

断言します!『1986年以降のボルドーワインは真のグランヴァンとは呼べない』と・・・!