圧巻...フランセーズ! その2
...続いて後半です...w
ポアソン2種盛り
肉質と皮目のバランスが素晴らしい平目を絶妙のタイミングでポアレにして、上品な平目の味を損なわないようでいながら、しっかりとした自己主張のあるセップ茸を使ったソースが平目を極限まで引き立てます。
平目に比べ磯魚特有の強い個性を持ったイサキの良さを最大限に引き出す、毛蟹のソースは圧巻です。魚の特性に徹底的にこだわりマリアージュさせるソースの作り込みは、日本人ならではの魚の丁寧な扱いに長けた感性と、究極のフランス料理の技法が融合した頂点のフランセーズに最大限の賛辞を送りたいと思います。
キャベツのファルシ添え 春菊ソース
更にダメ押し...ガルニチュールキャベツと春菊の強い個性の野菜が絶品のポアソンのポアレに対峙して自己主張させることで、ポアソンの皿が更なる高みに昇華しました。
コルベールの腿肉 赤ワイン煮込みと和牛ロースときゃべつのラグー添え
旬のコルベールをクラシックなサルミソースの濃厚さでありながら且つヌーベルキュイジーヌ風の切れの良さもバランス良くマッチしたヴィアンドです。更に和牛ロースとキャベツとラグーもしっかりとした味わいです。
ただ...究極のポアソンの皿の後では、やや印象が薄くなりました。
キウイのソルベの添えられたブラマンジェです...美味しいには美味しいのですが...インパクトに欠けてしまう感は否めないですね〜
改めて渋谷シェフのポアソンの圧倒的な凄さを見せ付けられたラ・ベカス訪問でした。願わくば...料理 渋谷シェフ...デセール 渡邊シェフ&岸田シェフなんて...究極のコラボレーションを妄想してしまう秋の夜長でした...www
ラ・ベカス (La Becasse)