５つの世界1美味しい〜　その５ - 美食のブラックホール

【その５】世界1美味しいデザートビュッフェ

スコータイホテルのロビーラウンジの「チョコレートビュッフェ」

バンコク一お気に入りのホテル、スコータイですが、金・土・日の午後2時か〜5時30分までロービーラウンジで行われている「チョコレートビュッフェ」は絶品です。

　未だになぜバンコクにいるのか判らないほどレベルの高い実力を持つ、スイス出身の天才パティシエのローラン・クロード・ガングイエがプロディースするスイーツはフランスの３つ星クラスのレストランレベルで、落ち着いたサロンでのんびり過ごす週末は私の大のお気に入りです。

　彼とは友人で、新しいスイーツが出来る度に呼び出され試食させられます。www
しかし、その実力は世界トップレベルのパティシエだと断言できます。あるとき、呼び出され食べされられたアイスクリームは見た目はただのチョコレートアイスのようでしたが、一口含んでぶっ飛びました。なんと中には山葵が...山葵の鼻に抜ける鮮烈な香りと濃厚なチョコレートの不思議な感覚に打ちのめされました。聞くと、ちゃんと本わさび（タイ北部の山間部で本わさび栽培しています）を摺って香りが飛ばないうちに直前に練り込んで作ったそうです。その奇才とも言うべき発想が凄いと思います。食べた後に、どんな道具で山葵をおろしたのか聞くと、ステンレス製のおろし金だったので、その次の訪タイ時にカッパ橋で仕入れた鮫皮のおろしを彼にプレゼントして大いに喜ばれた記憶があります。ｗ
　前回はトリフチョコの中に日本より遙かに香りの強いタイの生のショウガを練り込んだものを1箱プレゼントされ友人達と大いに盛り上がりました。彼曰く「これタイ人には評判悪いんだよね〜」と嘆いてましたが、私には絶品の生ショウガ・トリフチョコでした。

特製ジンジャー・チョコレート